2005年02月14日

【マスター・アンド・コマンダー】

(DVD)2003/米/ピーター・ウィアー
 ダンナが借りてきたDVDを横取り観賞。
 単純明快に面白かったわ。話はなんと言うこともなく、有能な船長率いるイギリス軍艦とライバル(?)のフランス軍艦の追いかけっこ。でもねっ帆船が凄いんですよっ嵐の海で帆船が翻弄されるんですよっ大風の中、マストの上で水夫が必死で帆をたたんだりするわけですよっ。海霧の中に帆船がぼーっと浮かんできたりするわけですよっ
 …つまりそう言うわけで、もう、帆船と操船を楽しみましたとも。映画館の大きい画面で見たかったなあ。

 最初に書きましたが、お話しとしてはどうなんでしょうねえ。一応海の男のロマンとか、有能な船長のカリスマ性とか荒くれものな海の男達を従えていくためには何が必要なのか、とか、士官候補の子供たち頑張れ!、とか、この時代の航海ってほんとにシビアだよねえ、それでも人間は海に憧れ海に出て行くとか、…ごったまぜでなんだかハッキリせず。でも全体には適当にまとまっているので、退屈はしない。私は帆船見るのが好きなので、楽しかったです。エル・アルコン思い出したり宝島思い出したり深紅の帆を思い出したり…(^^)

  
余談。帆船大好きこの時代の航海大好きなダンナの感想。
「海の男のロマンって言うから、期待してたのに!士官候補生の少年達の成長物語って言うから期待してたのに!」 期待はずれだったようで「なんかチマチマしてた…」とがっくりしてました。「白兵戦なんかになるとね、水兵の半分くらいは死んじゃうんだよ…」「修理のための木をいっぱい積んでいくと他の積み荷が積めなくて儲からないんだよ…」とぶつぶつ言ってたのは、大航海時代かアトラスか、なんかそのあたりの経験でしょうか(笑)
 
余談その2。やっぱりねえ、神懸かりなじいさまが一番危険だなあ。「板子一枚、下は地獄」、船乗り達は縁起を担ぐから大変。そうでもないと、あの時代乗り出していけなかったんでしょうね。死んでしまったあの青年は哀れだが、でも、彼は海には向いていないよなあ。陸上勤務向きだったのだな。でも訓練中には当然航海に出ないといけないだろうし、本人出たくなくても家系が海軍家系だとオヤジ様には逆らえないだろうし…と、まあ、いろいろ脳内補完をすれば楽しめるのですが、逆に言うと補完をしないとなんだか中途半端な映画って事になるんでしょうかね。

SayaT at 2005年02月14日 16:24
コメント
スパムが多いのでコメントは停止しています。