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2008年01月28日

【-less [レス] 】

(DVD)2003/仏・米/ネタバレバレバレです
 恐ろしくお久の更新…。ここ数年、「描く」方が忙しくなって「観る」方は余り…になってました。昔観て、好きだったものをもう一度借りてくるってのが多かったかな。(他にも私事でごたごたいろいろと…。余裕がないと映画なぞ観てらんない) で、レンタルショップの会員更新期限が来て、タダ券貰ったので、なんとなく借りてきた一本。観たいものが特にない時に借りるのは、安易に「ホラー」(笑)。前置きが長くなりました…。
 えーーー。悪くはないんだけど、でも、特にどうってのもないなあ。オチも、悪くはないんだけどなあ。何か足らないんだろうなあ。何を書いたらいいのか分からないので(感想がうかばんのだもの。ふうん?って感じで)解説行ってみよう(笑)。以下余談で恐ろしくネタバレ。この映画はオチを先に知ってしまうとまるで面白くないと思うので、未見の方は読まないように。
 
  


 
 
 要はお父さんの居眠り運転で正面衝突(だったかな)で大事故。双方の車は大破。相手の車に乗っていたのは若いお母さんと赤ちゃん(白いドレスの女ですね)。そのお母さんが幽霊になって相手の車の家族をなぶり殺しにしていく、と言う話ではないか、と。いや、事故の時点で皆死んでいたのかもしれないけど、でも、ただ死なれるのはイヤだ、と。とことん恐怖の内に死なせたい!と言う、女性の復讐の怨念ですね←と、ぶっちゃけたところ、私は判断したのですが。
 何故そう言う判断をしたのか、と言うと、妊娠していた娘1人だけが助かったことから。同じ「母親」の情で娘は見逃されたのではないか、と思ったわけですね。「あんたはまだ」という言葉は怖いですが。まだって事はいつかは殺されるのか?(と、これは穿ちすぎかもしれないが)

 事故にあった時間は7時半。そこで全ての時計は止まってしまったし(つまり、時間が止まった)、同じ処をグルグル回るのも「それ」らしい設定だし、ひたすらめざしていた「マーコット」は実はお医者さん。死を直前にした「精神世界」ではなんでもありなので、秘密も全部バラされるし未来も見える(笑)。何度も現われて家族を「死」に連れて行くのは、事故の第一発見者であり通報者である青年の車だしな。多分全てのことは[一瞬]と言っても良いくらいの短い時間で起きたことなのでしょう。でもすべて「幻想」だけではなかった証拠に、ラスト、お父さんの書いたメモが事故現場に残っています。お母さんの怨念(情念)恐るべし。
 考えようによっては切ない話にもなるんだろうけど、そう言うテイストは全くなし([良いおじいちゃんになる]というメモ書きがそれを狙っているのかもしれないけど、ちと弱い気がするなあ。そこへ持っていくための演出の問題)。理不尽、不条理なテイストで話が進むにしては、オチですっきり理詰め説明…
 
 ああ、そうか、それで面白くなかったのかもね。説明がきっちりなされたから良い映画ってワケでは無かろう。もちろん、不条理ものが全て良い映画でもない。不条理な恐怖を第一に持ってくるならもちろん理詰め説明は不用だが、この映画はそうではないだろう。オチが重要な映画だと思います。そうなら、ラストのオチを観た時の観客の反応が大事なんだと思うのね。「ああ、そうだったのか」だけでは足りないと思うのよ。ああ、そうだったのか、と思いつつ「切ない」と感じるのか「怖い」「小気味よい」「えげつない」と感じるのか、何らかの感情の動きが必要だと思うのよ。この映画は「ああ、そうだったの?」で終わってしまったような気がするのでした。
 
 
 と言うことで、私的には「つまらない」映画でした。

SayaT at 2008年01月28日 13:34