2004年10月29日

【エクソシスト・ビギニング】

(劇場)/2004/米/ レニー・ハーリン
 映画鑑賞タダ券の期限が切れそうだったので、見てきました。当初は行く気無かったんだけど、新聞で「思いの外ちゃんと人間の深みが描かれていて云々」と評されていたので、ほう、そうなのかな?とちょっと興味を引かれまして。
 で、やっぱり「信仰」って怖い、と思いながら帰ってきました。信じることは大事だと思うのだが、それが「信仰」の域に入ってしまうと私にとっては恐怖以外の何物でもない。「信仰」はたやすく「狂信」に繋がっていきそうで、私はとても怖いのである。…宗教に限りませんが。(そう言う意味で、私は大江健三郎の「人間の羊」がめちゃくちゃ怖いのである)。……この映画は「信仰は素晴らしい」と思いながら見なきゃいかんのだろうと思うのだけどね(^^;)。しかし、基本的に「試す」「神」は嫌いだ。

 そして、映画自体はどうだったか、と言うと、役者さんその他は頑張ってらっしゃるンですが、どうも作りのちゃちさが見えて、今ひとつでした。B級ホラーと思えばそれなりに面白いのだけど、作り的に絶対違うのよね。A級狙ってるよね。でも、なんかちゃちなのよ、上手く言えないけど。映像も頑張ってるけどなんかちゃち。シナリオも頑張ってるけどなんかちゃち、と言う印象。深みがない、と言うのかな。
 レンタル500円券の期限もそろそろ切れそうだから、初代エクソシスト借りてこようかな。

SayaT at 2004/10/29 | Comments [0]