2004年12月25日

【4人の食卓】

(劇場)2003/韓/イ・スヨン
これは、あの女性に思いっきり感情移入してしまいましたなぁ(^^;)。他人が心の中にしまい込んでいるものが見えてしまう。乞われて(人は隠された自分の心の奥底を知りたがるものなのである)それを教えるのだが、皆、それが理由で自分から離れていく(離れていくだけでなく、とんでもない悲劇まで巻き起こる)。自分は?自分は一体誰に助けて貰えるのだろう?誰が自分の話を受け止めてくれるのだろう? せつないじゃないですか。

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2002年03月09日

【指輪物語・旅の仲間】

(劇場)2001/米・ニュージーランド/ピーター・ジャクソン
 いや、面白かったです。指輪物語ってやっぱりRPGだったのね、と再認識。
映像は凄い。ともかく凄い。映像見てるだけでもう大満足。お話は噂で聞いていたとおり、勧善懲悪のRPG風味で、導入部分だけ。でも結構ハラハラドキドキはさせて貰えるので、私的には「よし」(^^)(馬に乗って疾走するガンダルフがかっこよかったし(^^*)...ぉぃ)
  小説の方は7,8年前に読んだことがあります。周囲にファンタジー好きが多くて、もうバイブルのように指輪物語を奉っていたので、興味を引かれて……。が、私、ファンタジーは今ひとつよく分からないのですね(^^;)。愛読書はどっちかというと日本文学系だし。で、読むには読んだけど特に感銘は受けず(ごめん、友人達)引っ越しの際に思い切って処分してしまってましたとさ。 でもRPGは結構好きだったりしたので(最近はとんとやってませんが)、そのノリで読んでいれば面白かったのだろうか、と今頃になって思ったりして。でももう手元に本がない……再度買うのは腹立たしい(笑)ので、そのうち図書館で借りてきましょう。(ってなことがあるから、本を処分するのっていやなんですよね(^^;)) ……なんて事書いてたら、指輪大ファンの方には怒られるかもね(^^;)世の中のファンタジー小説や、ファンタジー系RPGの元はすべて指輪物語に帰る、と、友人達からは耳タコくらい聞かされています。だから決して「指輪ってRPGみた~い」といってるわけではありません。ファンの方、いらっしゃっても怒らないでね(^^;)。 ともあれ、あの映像はとても楽しめました。映画館で見るべきだなあ、あれは。大きい画面にあの音響。ビデオでは分からないだろうなあ。ファンタジー系はみんなそうかもですね。
 「レディ・ホーク」って映画も結構好きなんですがビデオでしか見たことがない。あれも映画館で見たら、楽しいだろうなあ、と思ってしまった。ああいう風景がとても好き。指輪もXの凄さよりも風景の雄大さの方に目がいってしまいました。建物とか。(といいつつも、SFXもすごいなーと。とっても自然でびっくり違和感が余り無かった)

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2003年12月25日

【指輪物語・二つの塔】

(劇場)2002/米・ニュージーランド/ピーター・ジャクソン)
 堪能いたしました。相変わらず映像凄いです。アルウェンいやんです(ゴツすぎ(^^;)。いや、エルフとしては、と言う意味ですが)。じいさま達はかっこいいし、ゴラムは面白いし、ホビット達はかわいい。Age of エンパイアが大好きな息子その2は大興奮でした。重装槍兵を数百人つくって隊列組ませて城攻めしてみたいそうです(でも人数制限があるので出来ない) …なんだかな(^^;)。

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2004年03月23日

【指輪物語・王の帰還】

(劇場)2003/米・ニュージーランド/ピーター・ジャクソン
相変わらず映像は凄かったです。が、しみじみと。第3話はサムの物語だったなあ、と。一番好きなのは、狼煙が次々に上がっていくシーン。ああ、血湧き肉躍るとはこのことね。雄大な山岳地帯の風景と相まって、素晴らしかったです。…で、なぜこれだけしか感想が書けないか、と言うと、朝鼻炎の薬を飲んでしまったため、意識が半分飛んでいたからです。ああ、もったいない(^^;)。 
  ……その後、息子その2と2回目鑑賞に行きましたが、やっぱり感想は同じだったり(^^;)。狼煙が次々上がっていくところが一番好き。もうそれだけでいいや、私(笑)。あの、狼煙を監視する人達は、人が滅多と来ない(鳥たちでさえあまり見かけないであろう)山の上で1人ずっと待っているわけです。長い長い間、狼煙は一度も焚かれなかった。それでも彼は1人ずっと待っていたわけです。それがある日、遠くの嶺でいきなり炎が上がる。ああ、あれは狼煙だ。私は私の務めを果たす時が来た。そうして彼は、いつもすぐに火がつくように用意しておいた狼煙に火をつけるのです。
 …ドラマだなあ……!(と勝手に、ドラマを作り上げる(^^;)) (2004/02)

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2004年05月19日

【夢の旅路】

(DVD)1997/米/マイケル・ディ・ジャコモ
いや、へんてこな作品でした。冒頭はとても好きなのだけどね。現代に話が移る辺りから、あれ?と。天使が出てくるあたりからもうすっかりさっぱり。あの手のは結構好みなのが多いのだけど、これはどう判断したらいいのかよく分からない。彼は結局求めて求めて、それをやっと手に入れたと思ったら回れ右してスタート地点に戻ってしまい、手に入れたものもなにもかもみんな捨てて飛んでしまったのだな。彼は救われたのだろうか。納得したのだろうか。しなかったんじゃないのかな。彼が納得して救われたのだとしたら、あの女性は哀れじゃないか。彼が救われる過程の道具になっただけなのじゃないか。…救われないなぁ(^^;)

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2005年02月12日

【八日目】

(DVD)1996/ベルギー・仏/ジャコ・ヴァン・ドルマル
 これはわたしはだめでした。どう見て良いのか分からない。啓蒙映画なのかヒューマンドラマなのかファンタジーなのか、わからん。アプローチの仕方が嫌い。もうね、見ていてね、ジョルジュの仲間達が車をかっぱらって町に繰り出すところで「やめんか!お前ら!人が死ぬ!!!」と悲鳴を上げそうになったって事からしても、もうだめね、わたしにとってのこの映画は。あそこは微笑ましく「やったぞ!お前ら!それ行け、ひゃっほぅ!」と見るシーンなんでしょうに。だから、非常に評判の高い(?)花火シーンもわたしはだめ。「やめんかお前ら!火事になる!!!」としか思えないこの情けなさ。つまり全然映画世界に入り込めていないわけです。アリーに対しても「君はもっと他にやることがあるだろう」と思ってしまう。彼のあの境遇に同情も共感も理解もできなかったわたし。(ああいう境遇全ての人に、と言う意味ではない。映画での狙いは分かるが共感ができなかった、ということ) 君はジョルジュに甘えていただけではないのか、と思ってしまうにあたり、この映画は私的にはだめ。感覚が合わないです。

  
他の方々の感想を見ていると非常に評価が高いですねえ。感動したとか。映画によっては、そう言う「自分と全く違う感想」を持った方の評を読んでいてなるほどと思えることも多かったりするのですが、これはだめでした。いくら読んでも分からない。ラスト近く、なんでここでみんなが歌い出すんだよ、と言うところからわたしは受け入れられないのでだめっす(8人の女たちもなんかしょっちゅう歌って踊ってたけど、あれはああいう映画なんだろう、と、その世界観を受け入れられたので、それなりに楽しめたけどね。「八日目」は映画世界をわたしは全身で拒否してしまったようだ(^^;)。

SayaT at 2005/02/12 | Comments [0]