2003年07月11日

【REM】

(DVD)2000/仏/マイケル・ウォーカー
 むー…よくわからない。いや、現実と幻想がごちゃ混ぜになっている、と言う構成は分かるんだけど、面白いのか?と言うのがよく分からない。私にはあまり面白くなかった。妄想と現実がぐちゃぐちゃになってくる不安感、焦燥感、切迫感などが私には感じられなかった。もっと観客に、何かが変だ、どこかで何かが起こっている、と言う不安を感じさせても良いだろうに、と思うんだけど、私は、ふぅん、と思うだけで終わってしまった。…私が変?(^^;)。(2003/07/08 記)
 結局内容はほとんど忘れ、何が強烈に印象に残っているのか、と言うと、床を這う「指」と、トイレに流されてくるくる回ってる「指」(^^;)。これは一生忘れないような気がする…。 (2004/10/27 追記)

SayaT at 2003/07/11 | Comments [0]

2004年12月25日

【ラストサムライ】

(劇場)2003/米/エドワード・ズウィック
ダンナは「笑ってしまいそうだから見に行くのはいやだ」と言っていたんですが「絶対見たい見たい見たい!」と息子その2が言うので、見に行ってきました、ラストサムライ。いや、なかなかどうして、面白かったです。…アメリカナイズドな日本映画でしたが(笑)。でも「日本映画」ではないんだから、あれはあれでよいのでしょう。と言うか、一応それなりに「日本」してくれていたので、感心しました(大抵、「日本」と言いながら実のところは「中国」と「日本」のチャンポンなんですよね。外国の人が描く「日本」って)。殺陣はなかなかかっこよかったし剣舞もかっこよかったし、謙さんもかっこよかったし。エンターテイメントで良かったですね。謙さんの反乱にもっと説得力があれば、もっと良かったかなあ(なんか表面的に「かっこが良い」という部分をなぞって終わってしまったという印象)。でもまあ、あんなもんかな。(2003/12)

SayaT at 2004/12/25 | Comments [0]

2004年08月25日

【猟奇的な彼女】

(DVD)2001/韓/クァク・ジェヨン
いや、これはよかった。特に見る気はなかったのだけど、ダンナがレンタルしてきて私を除く家族皆がハマリにハマってるものだから、見てみたんだけど、良かったです。オチも良くあるといえばよくある王道オチなのに、素直に受け止められるというのが凄いわ、と。彼女美人だし、彼氏の情けなさもとても良かった(笑)

SayaT at 2004/08/25 | Comments [0]

2003年10月11日

【リーグ・オブ・レジェンド】

(劇場)2003/米・独/スティーブン・ノリントン
最近異様に多忙状態だっただんなさんが、久々にちゃんと3連休取れるようなので、どこか行きたいな、でも天気悪いな、あ、リーグの公開日だ、と言う事で、おつきあいで見てきました、「リーグ・オブ・レジェンド」。アラン・クォーターメン、ミナ・ハーカー、ネモ船長、透明人間、ジキル博士(&ハイド氏)、トム・ソーヤ、ドリアン・グレイ、あともう一名有名人「M」(これは一応内緒。これから見ようと思っている方のために)と言う豪華キャスト映画(笑)。うわー金かかってそう、と思いました(どこを見ている(^^;))。
 まあ、面白かったのだけど、でも、最高!とは思えず。何というのかな、爽快感がないのかな。次から次へといろいろと見せてはくれるんだけど。ショーン・コネリーもかっこいいんだけど。ドリアンもお耽美なんだけどねえ。ハイド氏は肌色のハルクだし(笑)、ミナのアクションはまるでトリニティのよう。アフリカやベニスの風景も良いし、ノーチラス号はかっこいい。が、ああ~面白かった、と言う満足感が今ひとつ無かったです。もっと爽快感が欲しかったのかもなあ。ラストもね、ちょっとねえ。ストーリーの構成も今ひとつすっきりしないからかな。みんなでウロウロと移動して、敵をやっつけて終わりました、と言う感じだしな。
 でもまあ、面白かったです。…しかしなんでトム・ソーヤなんだろう。彼だけ「ただの人間」だわ。(2003/10)

SayaT at 2003/10/11 | Comments [0]

2008年01月28日

【-less [レス] 】

(DVD)2003/仏・米/ネタバレバレバレです
 恐ろしくお久の更新…。ここ数年、「描く」方が忙しくなって「観る」方は余り…になってました。昔観て、好きだったものをもう一度借りてくるってのが多かったかな。(他にも私事でごたごたいろいろと…。余裕がないと映画なぞ観てらんない) で、レンタルショップの会員更新期限が来て、タダ券貰ったので、なんとなく借りてきた一本。観たいものが特にない時に借りるのは、安易に「ホラー」(笑)。前置きが長くなりました…。
 えーーー。悪くはないんだけど、でも、特にどうってのもないなあ。オチも、悪くはないんだけどなあ。何か足らないんだろうなあ。何を書いたらいいのか分からないので(感想がうかばんのだもの。ふうん?って感じで)解説行ってみよう(笑)。以下余談で恐ろしくネタバレ。この映画はオチを先に知ってしまうとまるで面白くないと思うので、未見の方は読まないように。
 
  


 
 
 要はお父さんの居眠り運転で正面衝突(だったかな)で大事故。双方の車は大破。相手の車に乗っていたのは若いお母さんと赤ちゃん(白いドレスの女ですね)。そのお母さんが幽霊になって相手の車の家族をなぶり殺しにしていく、と言う話ではないか、と。いや、事故の時点で皆死んでいたのかもしれないけど、でも、ただ死なれるのはイヤだ、と。とことん恐怖の内に死なせたい!と言う、女性の復讐の怨念ですね←と、ぶっちゃけたところ、私は判断したのですが。
 何故そう言う判断をしたのか、と言うと、妊娠していた娘1人だけが助かったことから。同じ「母親」の情で娘は見逃されたのではないか、と思ったわけですね。「あんたはまだ」という言葉は怖いですが。まだって事はいつかは殺されるのか?(と、これは穿ちすぎかもしれないが)

 事故にあった時間は7時半。そこで全ての時計は止まってしまったし(つまり、時間が止まった)、同じ処をグルグル回るのも「それ」らしい設定だし、ひたすらめざしていた「マーコット」は実はお医者さん。死を直前にした「精神世界」ではなんでもありなので、秘密も全部バラされるし未来も見える(笑)。何度も現われて家族を「死」に連れて行くのは、事故の第一発見者であり通報者である青年の車だしな。多分全てのことは[一瞬]と言っても良いくらいの短い時間で起きたことなのでしょう。でもすべて「幻想」だけではなかった証拠に、ラスト、お父さんの書いたメモが事故現場に残っています。お母さんの怨念(情念)恐るべし。
 考えようによっては切ない話にもなるんだろうけど、そう言うテイストは全くなし([良いおじいちゃんになる]というメモ書きがそれを狙っているのかもしれないけど、ちと弱い気がするなあ。そこへ持っていくための演出の問題)。理不尽、不条理なテイストで話が進むにしては、オチですっきり理詰め説明…
 
 ああ、そうか、それで面白くなかったのかもね。説明がきっちりなされたから良い映画ってワケでは無かろう。もちろん、不条理ものが全て良い映画でもない。不条理な恐怖を第一に持ってくるならもちろん理詰め説明は不用だが、この映画はそうではないだろう。オチが重要な映画だと思います。そうなら、ラストのオチを観た時の観客の反応が大事なんだと思うのね。「ああ、そうだったのか」だけでは足りないと思うのよ。ああ、そうだったのか、と思いつつ「切ない」と感じるのか「怖い」「小気味よい」「えげつない」と感じるのか、何らかの感情の動きが必要だと思うのよ。この映画は「ああ、そうだったの?」で終わってしまったような気がするのでした。
 
 
 と言うことで、私的には「つまらない」映画でした。

SayaT at 2008/01/28

2005年04月09日

【ローレライ】

(劇場)2004/日/樋口真嗣
 亡国のイージスを読んで福井氏の大ファンになった息子その2(中3)が「見たい!見たい!絶対見たい!」というので、とりあえずおつきあい。まあ、面白かったです。つっこみどころは満載ですが、突っ込む必要はないと思うし。これはこれで良いんでしょうなーってことで。でも、日本海軍とか潜水艦とかすっごく好きな人は見に行っちゃいけないかもしれない。ファンタジーとかSFとかと思って見に行けばそれなりに楽しめると思います。しかし、見終わった時の最初の印象は「イージスと話の流れが一緒じゃん」でしたが(^^;)。
 ダンナも(←潜水艦映画大好き人間)一緒に行ったのだけど、「まあこんなもんだろー」と納得はしつつも帰りの車の中で私と二人して突っ込みまくって大笑い。そう言う意味でも楽しめました(笑)。そういや、先日原作も購入してきていましたようなので、映画も結構楽しかったようです。
 で、潜水艦とか軍艦とかそう言うの大好きな息子はどうだったか、というと、彼もそれなりに楽しんだようで。最初のCGには「げっ」とか思ったようですが、その後の駆逐艦(だっけ?)とかは眺めているだけで楽しかった、とのこと。みんな同じ型なのがムッと来たとか言ってましたが。私はあの戦闘シーンいろいろ、鯨の猟を思い出しましたよ。鯨が数頭で回転回遊しながら魚の群れを追い込んで、いきなり一斉に飛びかかるの。おお、豪快な猟じゃ、と、以前テレビ見た時に思ったっけ。あんな密集していてはいかんだろう(笑)>駆逐艦。

 
 で、亡国のイージスも見に行くらしい。あっちは小説を読んでしまっているんでどうでしょうねえ。こう言うのは原作を読む前に見に行くべきだと思うからねえ。息子に付き合って映画行くのも今年限りかなあ。高校生になったらさすがに友人達と行くだろう。

SayaT at 2005/04/09 | Comments [0]

2004年12月25日

【我が谷は緑なりき】

(DVD)1941/米/ジョン・フォード
人が正直に働いて、それで得た正当な報酬で生きていけたら、世の中こんな大変で辛いことはなくなるのになぁ、と心から思った逸品

SayaT at 2004/12/25 | Comments [0]