2002年07月23日

【終わりなき索敵】谷甲州

谷甲州/ハヤカワ文庫
「終わりなき索敵」はファンタジーでした。私的に。
いや、斜め読みしてしまったので、多分作者のメッセージが
きちんと受け取れていないのだと思います。
何度か繰り返して読まないと分からないかも。

今までのシリーズとは違うなあ、と言うイメージ。
エリヌスもちょっと違うなあ、と思ったけど。
(エリヌスはウエットだったかな、少し)
索敵は…ファンタジーだな(^^;)
でもラスト、しんどかったですね。切ないとは少し違う。
タイトルどおり「終わり」がないのね、と。
救いがないなあ、と感じたからかな。
敢えて見ないように、考えないようにしている、
人類の暗部をそのまんまストレートに
目の前に突きつけられてしまいました。いやん。
古来から何も変わっちゃいない。人間と言うもの。
将来的にも変われない。
突き詰めたら生きていけなくなるじゃないですか、と、
私は思うんですけどね。

それでも生きていくのが人類か。いや、生物か。
欲が深すぎるのね、きっと。

SayaT at 2002/07/23 | Comments [0]

2002年07月01日

【少林サッカー】

(劇場)2001/香/チャウ・シンチー
 昨日朝、だんなが新聞の映画館欄を見て上映中のタイトルを読み上げているので 映画を見たいのかい?ってことでいきなり映画に行ってきました。ワンス&フォーエバーを見に行った筈なのになぜか小林サッカーを見てきました。いや、上映時間をチェックせずに行ったので、小林サッカーか模倣犯かアイアムサムのどれかって選択肢になってしまったんですよね。 スコーピオンキングでも良かったんだけどな(エジプトの風景が見たい、と言うそれだけが理由(^^;))。

  これは前評判は上々だったし、「つまらん」という意見を余り見かけないので結構期待していたのですが、期待が大きすぎたのか「ふむ、こんなモノなのかな?」というのが正直なところの感想。結構笑わせてはいただけましたが、「もっと」と思ってしまうのは贅沢なのでしょうか。もっとも何が「もっと」なのかはよく分からないので、あれで十分なのかな? …もっともっと「はちゃめちゃ度」が欲しかったのかもしれない。冷静に見ているととってもはちゃめちゃなのにやってる方は大まじめ!と言うあのとんでもない「ぶっとび観」がもっともっともっともっと欲しかったのかな。ううーん、巨人の星の、星飛馬(だっけ、漢字)がめらめら燃える瞳と背景を背負って片足あげて何分間、はい、続きは来週ね、の時代を知っているだけにそのお約束部分を「もっともっと突っ込んで!」と思ったのかもしれません。(笑)はちゃめちゃスポ根部分と饅頭屋の女の子が絡むしっとりした部分の対比をもっともっともっともっとでかく!と言うかなあ、でも面白かったです。
  一番受けたセリフは「火星人」がらみのところ。良いわ、あのノリ。(^^)あと、面白かったのがスタッフロールとか。中国系の映画を劇場で見るのは初めてだったので中国語のスタッフロールって初めて見たのよね。おお、SFXは電脳工作と言うんだわーとウケておりました。

SayaT at 2002/07/01 | Comments [0]