2002年07月23日

【終わりなき索敵】谷甲州

谷甲州/ハヤカワ文庫
「終わりなき索敵」はファンタジーでした。私的に。
いや、斜め読みしてしまったので、多分作者のメッセージが
きちんと受け取れていないのだと思います。
何度か繰り返して読まないと分からないかも。

今までのシリーズとは違うなあ、と言うイメージ。
エリヌスもちょっと違うなあ、と思ったけど。
(エリヌスはウエットだったかな、少し)
索敵は…ファンタジーだな(^^;)
でもラスト、しんどかったですね。切ないとは少し違う。
タイトルどおり「終わり」がないのね、と。
救いがないなあ、と感じたからかな。
敢えて見ないように、考えないようにしている、
人類の暗部をそのまんまストレートに
目の前に突きつけられてしまいました。いやん。
古来から何も変わっちゃいない。人間と言うもの。
将来的にも変われない。
突き詰めたら生きていけなくなるじゃないですか、と、
私は思うんですけどね。

それでも生きていくのが人類か。いや、生物か。
欲が深すぎるのね、きっと。

SayaT at 2002/07/23 | Comments [0]