2002年11月25日

【キッド】

(DVD)2000/米/ジョン・タートルトーブ
これは面白かった。はちゃめちゃな話の作りなんですが、お子様仕立てというわけでもなし、妙に説教臭くもなし、実にすっきりした作りで素直に笑いながら見られました。あのくりくり目の子、可愛いな。憎めない表情だねえ。

SayaT at 2002/11/25 | Comments [0]

2002年11月18日

【A.I】

(DVD)2001/米/スティーブン・スピルバーグ
 話題作でしたよねー。あのシックスセンスのすっごい演技派坊やの主演だし。と言うことで少し気になっていたのでした。シックスセンスはとても面白かったし。
 感想。う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん…… 何が言いたい映画なのかよく分からない、と言うのが感想でした。でも、最近涙腺の緩い私は、ラストの方ちょっとじわんと来てましたけど(笑)。じわんときながら文句を言っている私(^^;)。が、あのラストならもっと泣けても良いはずだとは思うな。もっと切々たるものがあっても良いだろう、と思うんだけど、そこまで入り込めない。
 たぶん、テーマをどういった方向性で表現していくか、と言うのが曖昧なのと、内容的にもどうにも納得できない部分が多いために、映画世界の中に入り込めず文句がたくさん出てきたのではないか、と思います。例えば、母親に無限の愛を捧げる子供。いらん!そんなのいらん! 子供は成長するから良いんです。成長せずにひたすら母親を愛してくれる子供なんて、絶対鬱陶しくなるぞ。重荷になるぞ。がんじがらめの愛。ああ、考えただけでゾッとする(いや、否定しているのではなく、愛とは変容して行くものだ、と思うわけです)


 「愛」というのはとても難しいものだと思うんだけどな。母親と幼い子供の間の無償の愛、というのは確かに美しいものかもしれないけど、それは「永遠」のものではないと思うのだけどな。母親に依存しなければ生きていけない幼い子供が母親に捧げる「愛」、そして母親がその幼い子供に感じる「愛」は、人類が追い求める「愛」ではないと思うんだけどな(^^;)。

 「テーマ」としては「いかに生きるか/生きるとは何か」「愛とは何か」「ユニークとは何か」どれが一番の狙った本筋だったのだろう。よく分からない。
  と言うことで、私的にはAIは非常にイマイチでした。(でもじわんと来たけど(笑))…スピルバーグがそんなに好きじゃないってのもあるのかもね。あの映画の見方を私は間違っているのかもしれない。

SayaT at 2002/11/18 | Comments [0]

2002年11月01日

【R.P.G 】宮部みゆき

 宮部みゆき
 書評を読んで、今ひとつかな、と思っていままで手を出してなかった。先日外出した時用の時間つぶし本を持っていくのを忘れていて近くの本屋で購入。やっぱり今ひとつだった。最初はそれなりに面白かったのだけど。「ネット」というバーチャルな世界でのバーチャルな関係、と言うちょっと今風な設定を使った、話題性だけの小説のような気がする。(あくまでもこれも個人的感想(^^;))。宮部さんのは当たりはずれが少なくて大好きなんだけど、これは今ひとつでした。人間の掘り下げが足りないような気がする。

SayaT at 2002/11/01 | Comments [0]