2004年12月29日

愛を叫ぶ(?)堀辰雄

 新聞の下の方に、書籍の広告が載っていますよね。先日そこに、堀辰雄の本が載っていた。お?珍しいな、と思いよく見てみたら、広告文に「文学世界の中心で愛を叫んだ堀辰雄…」とあった…。えっとぉぉぉぉぉ……(_ _;)。叫んでますか?堀辰雄。叫んでませんよ。絶対に。愛は描いても叫んでません。なんでも中心地で叫べばいいのか、昨今の風潮は(^^;)。やめて…とおもった、年季の入った堀辰雄ファンの私である。中高生の頃、嵌って嵌って。堀氏の世界にどんなに恋いこがれたことか(^^;)。愛がどうの、と言う部分ではなく、堀辰雄の描く追分の風景、そこに集う若者達の死と隣り合わせの息遣い、光、風、そう言うものに憧れたんですね。一番好きだったのは「美しい村」。懐かしいな。

SayaT at 2004年12月29日 20:33
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