2004年12月27日

【父と暮らせば】

(劇場)2004/日/黒木和雄 
思いっきり泣かせていただきました。(^^;)。こう言うのには弱い。理屈抜きで弱い。大上段に振りかぶるではなく、日々を懸命に生きている一般市民の視線で描かれている、もうそれだけで弱い。ところでお父さん、宮沢りえは美人です。お前みたいなちんくしゃ(と言う表現ではなかったと思うが)でも中味がよけりゃ…というセリフはとっても空回りです(笑)。
 さて。映画としてはどうだったか、と言うと、なぜ映画?と言う疑問でいっぱい。舞台劇みたいだなあ、と思って観ていたんですが、実際原作は戯曲だったんですね。舞台劇で観たいなあ、と言う印象を受けてしまうのは拙いのではないでしょうか。舞台劇的な良さ、面白さを残しながらもあくまでも「映画」として作る、と言うことも可能だと思うのですが。そう言う意味では、私は「死の棘」の方が作り方が上手い、と思うのですけど。まあ、比べるようなものでもないか。

 演劇の方、香港公演とても好評だそうですね。良かった良かった。この戯曲で描かれている感情は民族を問わず「人間」に共通するものだと思うのですよ。「親子の情愛」と「1人生き残ることの苦しみ」「生きることへの希望」だもの。そうして、全ての人がこういうふうにいつも感じてくれていたら、世界から戦争はなくなるのに…と思うのになぁ。世界はややこしいのね。全のために個は潰されるのね。そうでないと回っていかない部分ももちろん多いのだけど、その結果が戦争ってのはやりきれないです。他に道はないのか?

SayaT at 2004年12月27日 16:31
コメント
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文字化け直ってる〜!よかった!
いえ、『父と暮らせば』、私もみたいなぁって思って。(^_^;) 私が最近みた映画『明日』(約10年以上は前の作品)と三部作(あと『黒い雨』かな?)になっているようなので。宮沢りえちゃん、けっこう好きだし。りえちゃんはいい女優さんになったと思う。原田氏が父親役だっけ?

Posted by あずみ at 2005年01月08日 15:40

ごめん。一回目、スプリクトエラーの表示が出たので、も一回入れたら2つになっちゃった!2回目はエラー出なかった。

Posted by あずみ at 2005年01月08日 15:41

 コメントありがとう~。文字化け直って良かった! 重なったのは消しといたね。(エラー出ても入ってることは多いみたいなんで、様子観て下さいな)。
 
 良い映画でしたよー。観ながら、これだけぼろぼろ泣いたのは近年珍しい(^^;)。阪神大震災の記憶も重なってね(^^;)たまらんかったです。戦争って大義名分はよくわからんけど、結局はこういうことなんだよなあ、死んでいくのは一般市民と一般市民であった兵士達である、と思うわけです。本当にたまらんです。

 りえちゃんもよかったよ。原田氏@お父ちゃんも良かったです。
 3部作の2作目は「美しい夏キリシマ」ってやつみたいです。「明日」も私は未見。機会があったら観てみたいなぁ…またぼろぼろ泣くんだろうかな(^^;)

Posted by SayaTomoko at 2005年01月08日 18:05