2004年01月25日

【ディープ・エンド・オブ・オーシャン 】

(DVD) 1999/米/ウール・グロスバード
 あーこれは本能に負けました。子供が居なくなって硬直したようになっている母親が、子供の写真を見たとたん号泣する辺りで私もぼろぼろ涙が(^^;)。その子供が見つかって、養父と別れる辺り(と言うか、養父が子供の成長記録を本当の両親のところに持ってくる辺り)でまたぼろぼろ泣く(^^;)。子供がいきなり居なくなるのは非常に恐ろしい。想像するだけでぼろぼろ涙がこぼれるほど怖い。そんな母親の本能を思いっきり刺激してくれる映画でした(^^;)。(でも、何に感動したとか、そう言うのはないので、多分もう見る事はないか、と。もう一度みたい、と思うような映画ではないですね。)
 昔、病院で取り違えられた子供たちがいましたね。何年もずっと我が子と信じて育ててきたのが、実は我が子ではなかった。あの事件の時に、親子の絆というのは血のつながりなのか、それとも共有してきた時間なのか、どちらなのだろう、と、考え込んだものですが、今回の映画でもそうですね。養子ではあっても愛情を込めてとてもかわいがって育ててきた自慢の息子が、実は誘拐された子で(死んだ妻が誘拐した子供)、本当の親に返さなければならない。なんて恐ろしい事なんでしょう。養父にとっても子供にとっても(養父が本当の両親に言った、「いかれた女と誘拐された子ではない。愛する妻と自慢の息子だ」という言葉にはもうぼろぼろ涙が(^^;))。でもね、子供は両方の親の子供だと思うのよ。どっちがほんとでどっちが嘘かなんて言えない。これからは両家共に親戚づきあいせい!と、私は思ってしまいましたな。
 ところで ベン=サムはできすぎだなあ。映画では、両親、兄共にベン=サムに救われた形だけど、実際はそうはいかないだろうなあ、と思いますなあ。一番混乱して一番辛いのは当の子供なのだから、あんなに立派な事はそうそう言えないんじゃないか、と思うのだけどな。まだ12歳だし。(2004/01)

SayaT at 2004年01月25日 09:47
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