2004年03月12日

【13階段】

(DVD)2003/日/長澤雅彦
 えー、半ばまでは結構良かったんですが。人間の尊厳だとか、生きる意味、生命の意味、死刑執行制度や罪と罰の意味。これはなかなかのドラマかな、と思っていたら、いつの間にかサスペンス風味を帯びてきて、あれ、これはサスペンスドラマだったのかな、と思っていたら(それでも結構面白かったですよ、この辺りまでは)、ラストの収束に向かって、それはないでしょう!の連発、最後のタンポポでだめ押し。やめてくださいよ~そのシナリオと演出は(^^;)、でございました(^^;)。すべてを台無しにしてしまったような気がします。結局何が言いたかった映画なのか。三上君は結局なんなのか。罪の意識を背負っていたのかいなかったのか、一番肝心な点だと思うんですが、それがまるでちゃらんぽらんになってしまった気がしますねえ。一番のペケがゆりちゃんですよ。ゆりちゃんのあの最後の言葉はいかん。ああいう言葉を言える人が自らの命を絶とうとしますか? で、目が覚めるのもいかん。まさか醒めないよね、まさかね、と思ってたらそのまさかなんだし。あああ…前半がもったいない。役者陣もなかなか良かったと思うのになー
 と、書いて2ヶ月…だんだんあの主人公の青年(三上君か)に腹が立ってきました。なんか凄く得手勝手な男に見える。あんな事件があって一番辛いのは女性なんだと思うんだが。君は君の思いに縛られていただけじゃないか。本当に彼女の事を思っていたのか? と、八つ当たりに近い(笑)腹立ちが。と言う事で、私、この映画嫌いです。と言いきってしまおう。(2004/04)

SayaT at 2004年03月12日 08:38
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