2004年01月25日

【夏至】

(DVD)2000/仏・越/トラン・アン・ユン
 内容もよく分からずに借りてきたのだけど(はい、タイトルに惹かれました。「夏」「夏至」。ドキドキする「言葉」です)、始まってすぐに「これはもしかしてエロティックなお話なのだろうか…」とちょっと不安に。しかしその部分は、微妙なラインで踏みとどまり、それよりも何よりも印象に残ったのは、光と風と水と緑と音。胸の奥がしん、と痛くなるような、郷愁を感じる画面(私はベトナム行った事無いし、今のベトナムが本当にこんなんなのか知らないし、こういう風景の中に身を置いた事もないんだけどな。なんでこんなに懐かしいものを感じるのだろう)。最初から最後まで見惚れてしまいました。いや、思いがけなく、とても良かったです。
 お話はね。もしかしたらこれって「ベトナム版金妻」?(^^;)。いやさ、金妻ドラマは見た事はないので本当かどうかは分かりませんが、この映画観ていて浮かんだのが「ベトナム版金妻」の言葉だったのでした。 でも、ドロドロしているわけではなく(画面の美しさのせいかな)あまり気にならない。ともかくこれは日常生活の中の光と風と水と緑と音、でしょう。夢の中のような、「日常生活」ですね。(2004/01)

SayaT at 2004年01月25日 00:28
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