2003年09月24日

【ウェールズの山】

(DVD)1995/英/クリストファー・マンガー
原題「THE ENGLISHMAN WHO WENT UP A HILL BUT CAME DOWN A MOUNTAIN」。イギリス映画。邦題より原題直訳の方が良いねえ、と思います。あ~面白かった。ほのぼのくすくす、ところどころでしんみり。ラストには大笑いさせて貰ったし。アホか、と言うような題材なのに、見ていてアホかとはならないどころか、良いなあ、と思ってしまいます(深読みをすれば、人間が生きていくことの原点が描かれているような気もする。でもそんな深読みしなくても良い映画だとも思う。素直に見て素直に笑って素直にしんみりすればいいのだろうと思う)。
 ウェールズの風景が実に美しく、流れる音楽も郷愁を誘い、何ともかんとも素朴な人々が笑いを誘う。時代は戦時下で、人々はそれぞれ重いものを背負っているのんだけど(実際若者は村にはいない。残っている若いもんはみんなワケあり)、それは隠れていて見えない。でもそんな時代だからこそ、こんな村だからこそ、みんな一生懸命。いや、良い映画でした。…イギリス映画って結構好きだな。大人しくて地味目だけれどイヤミが無くて、すとんとこちらの胸の内に落ちてくる。(2003/09)

SayaT at 2003年09月24日 23:26
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