2003年07月30日

【四季・ユートピアノ】

(TV)1980/日/制作 :小林 猛
 遙か昔のNHKテレビドラマ。弟の所にLDがあったのを思い出して、DVDに落として貰う。多分ウン十年ぶりに見る。しんとした静かな、でもとても豊かなイメージの奔流。音と映像が絡み合い独特な世界を作り上げています。
 初めてテレビで見たときも鳥肌立てながら見たけれど、今見ても同じ。何度観ても同じ。NHKって、時々とんでもなく凄いものを作る(「もどり橋」も凄く好きだったよ、私)。「光」と「音」。このドラマのキーだけれど、私自身にとっても光と音はキー。

 ドラマ中に挿入されるピアノ。おぼつかないタッチだけれど、私にはとてもよく響く。ベートーベンのソナタ、と言えば、私の中では「四季・ユートピアノ」が出てくるもの。音というのは記憶と強く結びついている。光や温度や風や音。それらが記憶の中で音楽と密接に繋がっている。私は音楽を通してそう言うものを呼び覚ましたいんだろうな、と思う。(だから、難しい話は分からないし、研究したいとも思わないのだな(^^;)。つまりは向上心がないのだな(^^;))

SayaT at 2003年07月30日 18:34
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